ニキビ
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美肌になるには

ニキビの原因と対策を知りたい

ニキビに悩んでいる人はとても多いです。ニキビには思春期ニキビと大人ニキビがありますが、その違いや原因、対策法などについて詳しくご説明します。この記事を読んでいただくと、ニキビ対策がわかり、ニキビの悩みから解放されます。

ニキビの原因を詳しく解説する

ニキビを気にする女性

10代から20代の女性の、肌の悩みの圧倒的1位はニキビとニキビ跡です。ニキビができる原因からはじめて、ニキビケアに適した化粧品、化粧水の選び方まで詳しく説明していきたいと思います。ニキビの原因と解決策がすべてわかるので、ぜひ最後までご覧になって下さい。

まず、いちばん信頼できる情報源である「日本皮膚科学会のHP」から、ニキビの原因に関する説明を引用してみます。

にきびは、皮脂(皮膚のあぶら)の分泌が多いことと毛穴の先が詰まることで、毛穴の中に皮脂がたまることで始まります。この状態が面皰(めんぼう)です。面皰の中は、皮脂が豊富で酸素が少なくアクネ菌(Propionibacterium acnes)が増えやすい環境にあります。アクネ菌はどんな毛穴にもいる常在菌ですが、数が増えると炎症を起こして赤いぶつぶつしたにきびや膿がたまったにきびを引き起こします。強い炎症を生じて、毛穴の周りの皮膚に障害を与えると、ケロイド状に盛り上がったり凹んだりして瘢痕(はんこん)を残します。

専門用語も含まれていますので、わかりやすく解説していきます。まずニキビができる最初の原因は、「皮脂(皮膚のあぶら)の分泌が多いこと」と、「毛穴の先が詰まること」の2つです。

そして、「毛穴の中に皮脂がたまる」とニキビが始まります。この状態を医学用語では、面貌(めんぼう)と言います。「面貌の中は皮脂が豊富で酸素が少なくアクネ菌が増えやすい」と説明されています。

このアクネ菌こそが、本格的にニキビを引き起こす犯人です。アクネ菌の影響で強い炎症を生じると、ケロイド状の瘢痕(はんこん)を残すことになります。瘢痕とはいわゆる凸凹になるニキビ跡のことです。

ニキビができる原因は、意外と単純なのですね。この解説から導きだせるニキビ対策は、「皮脂の分泌を抑えること」と、「毛穴の先を詰まらせないこと」です。それでは、なぜ皮脂の分布が多くなったり、毛穴の先が詰まったりするのでしょうか。この最大の原因は、ホルモンバランスの乱れです。

思春期ニキビの原因は何か

ホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌されるようになり、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。思春期ニキビは、その典型です。

思春期とは医学的に言うと、二次性徴といわれる乳房発育や陰毛発育が始まってから、初経(初潮)を経て、月経が安定してくるまでの期間のことです。具体的には8~18歳くらいまでの時期を指します。

この頃から、卵巣の機能が発達して女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が盛んになり、女性らしい身体つきに変化していきます。

月経周期は大きく3つに分けられます。卵胞が発育を開始して成熟卵胞になるまでの期間を「卵胞期」、卵巣から卵子が排出される時期を「排卵期」、排卵後の卵胞が黄体となる期間を「黄体期」といいます。

思春期においては、この流れを調整するためのホルモンのバランスが、まだ未熟で乱れがちとなります。ホルモンバランスは、思春期の卒業に向けてゆっくり整っていきます

ここで出てきたエストロゲンとは何でしょうか。人体の臓器の働きを調整するホルモンは、全部で40種類以上あります。その中で女性ホルモンと呼ばれるのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類です。

この2種類の女性ホルモンの分泌量は約1ヵ月で変動し、排卵や月経を起こしたり、基礎体温を上下させたりします。 もちろん、妊娠・出産にも大きく関係しています。

エストロゲンは、女性らしい丸みをおびたカラダを作ったり、肌をツヤツヤではりのある状態に保ったり、骨粗鬆症などから身を守ったりという働きをします。

プロゲステロンは、子宮内膜を整える働きをする、妊娠の成立・継続に欠かせないホルモンです。月経前には、プロゲステロンがたくさん出ので、むくみや過食などを引き起こすこともあります。

少し話が回り道しましたが、思春期ニキビは、子供から大人の女性になるために重要な働きをする2種類の女性ホルモンのバランスが乱れることで、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌や、それによる毛穴の詰まりが起こってしまうのが原因です。

大人ニキビの原因は何か

それでは、思春期を終えて大人になってからできる、いわゆる大人ニキビの原因は何でしょうか。20代の女性の悩みの1位も「ニキビ・ニキビ跡」であることから見ても、20代の女性はまだニキビに悩まされています。この頃に発生するニキビは、吹き出物と呼ばれることもあります。その原因は、複数あると考えられています。

大人になっても生理不順が見られるようにホルモンバランスの乱れも原因の1つです。もう1つの原因は、肌のターンオーバーの乱れです。ターンオーバーとは、肌の細胞が生成してから垢として排出される周期のことです。エイジングケアのページで詳しく説明しているので、興味のある人はそちらもお読み下さい。

なぜターンオーバーが乱れるかというと、多くの場合は、ストレス、不規則な食生活、寝不足、飲酒や喫煙などが原因となっています。ターンオーバーが乱れると、肌の新陳代謝が遅れるので、古くなった角質が溜まって毛穴が詰まりやすくなるのです。それが大人ニキビの原因となります。

ニキビの種類も知っておこう

ニキビは放置しておくと、だんだんと酷くなっていきます。悪化度合いは目で見てわかるので、もしニキビができたら、自分のニキビはどの段階まで進んでいるのか確認する必要があります。初期段階なら対応もしやすいのですが、悪化すると自分では手に負えなくなります。

ニキビの種類には、黒ニキビ、白ニキビ、赤ニキビがあります。

ニキビの種類 ニキビの症状
黒ニキビ 毛穴が開いてニキビの先が黒くなっている状態のニキビ
白ニキビ 毛穴がふくらみ閉じていて、全体が黄白色に見える状態のニキビ
赤ニキビ 毛穴に留まった皮脂を栄養にして増えたアクネ菌が炎症を起こした状態のニキビ

赤ニキビは3種類のニキビの中でも、最もひどい状態のものです。むやみにつぶしてしまうと、クレーター跡がずっと残って、大人になっても凸凹肌になる可能性があります。

クレーターとは、本来は天体衝突などによって作られる地形のことを意味する言葉です。噴火による説と、隕石の落下による説があります。要は、地表が凸凹になっている状態のことです。ニキビ跡がその形状に似ていることから、クレータ跡と呼ばれています。

ニキビの対策について詳しく解説する

ニキビの原因についてはお分かりいただいたと思います。それでは、いよいよニキビ対策に移りましょう。ニキビ対策は大きく分けると2つです。1つは「洗顔」、もう1つは「保湿」です。なんだそれだけかと軽く考えないで下さい。洗顔も保湿も、きちんとやろうとすると奥が深いテーマなのですから。

洗顔の正しいやり方

ニキビ対策は洗顔だと聞くと、何とかニキビを治そうと思って、1日に何回も強くゴシゴシ洗う人がいますが、それは間違いです。何度も洗顔してしまうと返って炎症の原因となり、逆効果になってしまいます。ゴシゴシ洗うのも角質を痛めることになるので、肌を痛めてしまいます。洗顔の回数は1日2回、まずこれを覚えておいて下さい。

それでは、正しい洗顔方法についてご説明しましょう。

1.髪をとめるなどして、顔全体を洗いやすくします。
2.手をきれいに洗います。手が汚れているとバイ菌が入りやすくなります。
3.顔全体をぬるま湯で洗い流します。
4.洗顔料を泡立てて、顔全体に伸ばします。この時に、スクラブが入っているものは避けて、できればニキビ専用石けんを使います。
5.洗顔料の泡をぬるま湯でしっかりと洗い流します。この時、髪の生え際やあごなどをしっかり洗い流すことが大切です。
6.こすらずタオルを押し当てるようにして顔の水気を取り去ります。

この中で、ニキビ専用石けんを使うことが特に大切です。

保湿をするとき注意すべき点

2つ目の対策は、保湿です。顔を洗ったあとは、すぐに保湿をすることが大切です。具体的には、手のひら全体で顔を抑えるように化粧水をなじませます。それでもまだ乾燥している場合には、乳液などを塗るようにします。

ニキビ対策として保湿をするとき、化粧水などの基礎化粧品を選ぶときに重要なポイントがあります。それは、ノンコメドジェニック、またはハイポコメドジェニックと表示された化粧品を使うことが望ましいです。

ノンコメドジェニックのコメドとは面皰のことです。(面貌はニキビの原因のところで出てきた用語ですね。)ジェニックとは適したという意味です。つまり、ノンコメドジェニックとは、ニキビができにくい化粧品成分で作られたニキビ症状のある人に適した化粧品という意味です。

ちなみに、ノンコメドジェニックの「ノン」は「ゼロ」の意味で、ハイポコメドジェニックの「ハイポ」は「低い」という意味です。通常は、どちらの表記の化粧品を選んでも大丈夫です

それから、メイク化粧品についてですが、ニキビやニキビ跡をメイクの厚化粧で隠そうとする人がいますが、それは肌に悪いので絶対に止めて下さい。ファンデーションは薄く塗って、アイメイクやリップメイクを強調してニキビを少しでも目立たなくする方法をお勧めします。

メイクアップをしたときには、最初にメイク落としでメイクを落としてから洗顔して下さい。メイク落としはオイルクレンジングでも構わないのですが、終了後に必ずニキビ専用の石けんでていねいに洗顔してください。特に髪の毛の生え際やあごなどはメイクが残りやすいので、念入りに洗い流して下さい。

そうそう、もうひとつ付け加えることがあります。日差しが強い場所に出かけるときには、必ず日焼け止めをして下さい。ニキビの治療で肌が乾燥しがちなときに、強い日差しを浴びると、日焼けによって副作用が強く出る場合がありますので、十分に注意して下さい。

ニキビで悩んでいるあなたが具体的にどのような化粧品を使えばよいのか、特に化粧水は何を選べばよいのかは、このサイトの別のページで詳しくご紹介していますので、もし興味がございましたら、そちらもぜひご覧ください。

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